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だいぼさつとうげ

大菩薩峠5

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠5(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 262,120 字 · 516 頁

青空文庫

「そうだろう、そうなくっちゃならねえのだ……先生、そいつはがんりきの奴の道具でございます、あいつ、何かに狼狽たと見えて、ここへこんなボロを出して行ったのが運の尽きですな」

「なるほど、そうしてみるとよい獲物だ」

「爺さん、それからどうしたい。その片腕の男は、角兵衛に散財をして、それからどっちの方へ出て行きました」

「エエ、なんでございます、多分、お山を御見物でございましょう。お帰りにお寄りになるとおっしゃったから、金洞山から中の岳の方をめぐって、そのうちには、また私共へお戻りになるでございましょうと思います」

「そうしてその男は、一人っきりだったかね、それとも連れがあったかね」

「左様でございます、おいでになった時はお一人でしたが、お出かけになる時は、どうもあれはお連れでございましょうか、それとも別々なんでございましょうか、よくわかりませんが、強力が五人ほど一緒に連れ立って参りました」

「それだ」

山崎譲が、その時に足を踏み鳴らしました。

「どうやら、先生のおっしゃった通りの筋書でございますな」

「そうだろう、どのみち、それよりほかにはないんだ」

「それでは、出かけようじゃございませんか」