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だいぼさつとうげ

大菩薩峠6

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 185,112 字 · 362 頁

青空文庫

弁信をむりやりに馬の背へ掻き乗せようとする。それを弁信はしきりにいやがっているのです。あれほど疲れてもいるし、いやがりもするのを、なんだって多数して担ぎ上げようとするのだか、それがいよいよわからないから、米友は人を掻きわけて、ずっと傍へ寄りました。米友が人を掻きわけて行くと、その傍にいた道庵も、こいつはまた変ってると思って、抜からぬ面をして米友にくっついて行きました。

「おいおい、お前は弁信さんじゃねえか」

こう言って米友が言葉をかけると、弁信が、

「はいはい、あなたはどなたでございましたか知ら」

「俺らは米友だよ、友造だよ」

「ああ、友さんでございましたか、その後は御無沙汰を致してしまいました、お前さんもお壮健で結構でございます、わたくしもまた、あれから、お前さんと別れましてからは、下総国小金ヶ原の一月寺というのへ行っておりましたが、一月寺におりますうちに、わたくしは清澄の茂太郎と一緒になりました、あなたにも一度お消息をしようと思っているうちに、つい御無沙汰になってしまいました……」

この場合においても、お喋り坊主の弁信は、一別来の一伍一什を喋り出そうとするから、米友も堪り兼ねて、