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てんのう

天皇

蜷川 新

線上閱讀蜷川 新《天皇(てんのう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 136,036 字 · 269 頁

青空文庫

哲学者デューイの天皇制論

日本の降伏後、日本の政体を、いかにすべきかについて、そうとう迷つていたことが、右の事実によつて判断される。その迷いは、日本歴史の無理解、半解、または誤解が、そのおもな原因であろうと思われる。

哲学者デューイの天皇制論

それでは、アメリカの文化人は、天皇にかんして、いかなる見解をもつているのであろうか。

最近(一九五二年七月)『デューイ研究』(鶴見和子編)という本が刊行され、そのなかの「日本におけるデューイ」という論文に、先ごろ亡くなつた、このアメリカの大哲学者の「天皇制論」が紹介せられている。それによると、デューイの天皇観は、大体、つぎのようなものである。(デューイは、第一次大戦直後の一九一九年二月に日本を訪れ、二ヵ月の滞在後、中国にわたり、ふたたび二一年、帰国の途中に、日本に立ちよった。その結果、書かれた意見である。)――

デューイは、天皇崇拝の国家宗教は、明治政府が意識的につくつたものであって、これが、日本の自由主義のいちばん大きなじやまになつている、とはつきり言つている。日本の社会には、ごく最近までつづいた封建制の時代のあいだ、あらゆる面に、孤立と反目とがあつた。