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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《奇面城の秘密/夜光人間(きめんじょうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 150,254 字 · 300 頁
チンピラ隊は、『アリの町』で、くずひろいをやっている少年たちで、夜の冒険なんか、へいきですから、つごうがいいのです。
少年探偵団員たちは、なにも事件がないときには、明智探偵事務所に集まって明智先生から、いろいろなことを、おそわっていました。ものごとを注意ぶかく見ることだとか、なにかのできごとの、ほんとうのいみを見やぶる、推理のやりかただとか、顕微鏡の見かた、化学の実験など、探偵にひつような法医学の知恵を、すこしずつおそわっているのでした。
また、からだをきたえるために、おおくの団員が柔道をならっていましたし、団員の井上一郎君のおとうさんが、もと拳闘選手だったので、井上君といっしょに拳闘をおそわっている団員もありました。
団員たちはときどき、『きもだめしの会』をひらくことがありました。江戸時代や明治時代の少年たちは、『試胆会』という、きもだめしの会を、よくやったものです。まっ暗な夜、さびしい墓地などを、ひとりで歩いて、勇気をためすのです。墓地のおくのほうに、木の札を何枚もおいて、ひとりずつ、そこへいって、札を持ってかえるのです。
むかしの少年たちは、お化けがほんとうにいると思っていたので、夜中に墓地をひとりで歩くのはこわくてたまらなかったのです。