輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《奇面城の秘密/夜光人間(きめんじょうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 150,254 字 · 300 頁

青空文庫

そして、消えたり、あらわれたり、あちこちの墓石の上に、とびうつって、めまぐるしく動きまわるのです。

じいやは、あっちを見たり、こっちを見たり、目がまわるような気持ちでした。

しまいには、墓石という墓石の上に、銀色の首が、何十となくのっかって、その首がみんな、じいやをにらみつけて、ケラ、ケラ、ケラ、ケラと笑っているように、おもわれてくるのでした。

そのとき、うしろから、じいやの腕を、ぐっと、つかんだやつがあります。

ギョッとして、ふりむくと、そこに、白い着物をきた人間が立っていました。

「アッ、常念さん。」

「うん、ぼくだよ。」

それは、おしょうさまの弟子の、常念という若い坊さんでした。寝床からとびだしてきたとみえて、白いもめんの寝巻きに、ほそおびをしめているのです。

「あれはだれかが、いたずらしているんだよ、黒い服を着ているので、首ばかりのように見えるんだ。こわくはないよ。ふたりで、とっつかまえてやろうじゃないか。」

若い坊さんは、ひどくいせいがいいのです。そういわれると、じいやも元気が出てきました。

「うん、わしも、むかしは、柔道できたえたからだだ。