輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《奇面城の秘密/夜光人間(きめんじょうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 150,254 字 · 300 頁
リンのように光るからだが、すっかりあらわれ、大きな木の下に、またをひらいて、すっくと立ちました。
「おい、小林君、おれがいま、どんなはなれわざをやるか、よく見ているがいい。そして、そのありさまを明智君につたえるのだ。
おれは、ひとまず、ここを逃げだすけれども、すぐにまた、きみたちの前にあらわれる。そして、美術品を集めるのだ。これがおれのたのしみだからね。おれの美術館がいっぱいになるまでは、このたのしみをやめないつもりだ。明智君に、そうつたえてくれ。いまにまた、知恵くらべをやりましょうってね。」
夜光怪人は、そういいながら、スウッと木の上にのぼりはじめました。
いつものとおりです。木のてっぺんから綱がさげてあって、それをのぼるのだとわかっていても、銀色にかがやくはだかの男が、まっ暗な木の上へのぼっていくすがたは、なんともいえぬ異様なものでした。
とうとう、高い木のてっぺんまで、のぼりつきました。いつもは、そのてっぺんで、黒シャツと黒ズボンをはき、黒い覆面をして、すがたを消してしまうのです。そして、空へのぼったように見せかけるのですが、こんやは、ちがっていました。