輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

がっこうきょういくにおけるとしょかんのりよう

学校教育における図書館の利用

佐野 友三郎

線上閱讀佐野 友三郎《学校教育における図書館の利用(がっこうきょういくにおけるとしょかんのりよう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,251 字 · 16 頁

青空文庫

現実の知識は固より尊重すべしといえども、学校にて授くる現実の知識には限りあり。現実の知識はたとえば現金の如く、知識の所在を示すはあたかも貯金に似たり。一人の携帯し得べき現金の量には限りあれども、貯金は必要に応じ何時にてもこれを引出すことを得べし、今日自学自修の必要は漸く識者の間に認められながら、いたずらにその声を聞くのみにてその実の挙らざるは、一はこれに要する教具の欠如せるがためならずんばあらず。

二、郷土読本 郷土趣味を極端に高調すれば固陋に陥るを免れざれども、郷土に立脚せざる教育は堅実ならず。今日の教育が郷土を出発点とすべきは理論として認められたるのみにて、府県としても郡市としても町村としても組織的にこれが施設を試みたるもいあるを聞かず。今日の小学教育終了者にして全国鉄道重要駅を枚挙し得る者、その所在町村を基点として県内旅行の順序日程を定め得る者果して幾何ぞ。国史上の大人物はこれを暗記せるも郷土の史蹟、人物、もしくは直観資料の知識を欠く者あるいは多々これあらん。これが欠陥救済として各府県において郷土の史蹟、人物、文芸等を主とせる補充読本を編纂しこれに郷土に関する直覧資料を加えて第六学年以上の児童に携帯使用せしめば、一面郷土観念を鞏固にし、一面国定教科書による画一の弊を救済し兼ねて学力補習の用に供すべし