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がっこうきょういくにおけるとしょかんのりよう
学校教育における図書館の利用
佐野 友三郎
線上閱讀佐野 友三郎《学校教育における図書館の利用(がっこうきょういくにおけるとしょかんのりよう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,251 字 · 16 頁
。補習教育の必要は今日一般に認められたれども、これが教科書に充用すべき読本の乏しきに苦しむもまた事実なり。故に郷土読本の編纂に際しては事情の許す限り一般国民資料をも加味しその毎篇、毎章または編章中の主なる事項毎に成るべく適切なる参考書を示し、その本文はそのまま、補習教科に充つべく指定せられたる参考書は教師の参考資料ともなり進みたる青年の独学自修の栞にも供すべきようにし、通俗講話のごときもなるべく題材をここに求むることとし、町村図書館においては最先にその指定参考書を備付くることとし、巡回文庫にも幾分これを編入ししかして機会あるごとにこれが利用を奨励せば必ずや効果の見るべきものあるべし。
三、師範学校に図書館学科を加うること 辞書、参考書、郷土読本の編纂なるも書籍は必竟死物にして指導者その人を待て始めて活用全きを期すべきが故に児童の自学自修の常習を馴致せんとせば教師自らまずその自助の精神を体得し、その態度を一変せんことを要す。教師をしてまず読書趣味、図書館趣味の必要を自覚せしむるには師範学校最終学年の生徒に図書館利用法を課し、就職後、入ては教室に児童の読書を指導し、出でては学校附属の図書館管理に任ぜしめ学校図書館互に相提携して国民教化の活動を全からしむるにしくはなし。