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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

線上閱讀正岡 容《寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 112,259 字 · 222 頁

青空文庫

秋の思い出は、恋といわず、無常といわず、みんな、さびしい色ばかりだ。

(昭和三年夏)

寄席のちらし

たのまれて書いた戯作調の広告文は、やはり寄席や噺家のが多い。

やがては散逸してしまうであろうから、この小片へ書きつけておくこととした。

口上

昔を今に百目蝋燭、芯切る高座の春宵風景、足らわぬながら再現したく、時代不知とお叱りを、覚悟の上で催したるに、しゃーいしゃーいの呼び声も、聞こえぬほどの大入りに、ありがたいやら嬉しいやら、中席十日を限ってさらに御礼興行仕りますれば、銀座柳も蘇る今日、昔恋しい三遊柳、当時の繁昌喚ばしめたまえと、新東京の四方様方に、伏してお願い申し上げます。

(昭和七年四月、神田立花亭、初めて古風な蝋燭仕立ての会をせし時)

口上

薫風五月夏祭、神田祭を今ここに、寄席へうつして短夜を、花万灯や樽神輿、さては揃いのだんだら浴衣、神器所の灯火眩ゆくも、いや眩くも千客万来、未曾有の評判得させたまえと、立花亭主になり代わって「祭の夕」の軒提灯にあかあかと灯をさし入れるは、昭和戯作者の末座につらなる。

正岡 容

(昭和七年五月、同じ寄席の「江戸祭の夕」