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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
線上閱讀徳富 蘇峰《将来の日本(しょうらいのにほん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 122,399 字 · 240 頁
これら後日の大悔となるべきを慮り公平の談判あらんことを欲す。
一、外国に交易商法の学ありて世界産物の有無をしらべ、物価の高下を明らかにして広く万国に通商しさらにまた商社を結び、たがいに相影響をなす。かくのごとき熟練をもってわが拙劣の人に対す。ほとんど大人と小児とのごとし。これ彼が大奸をなすゆえんなり。六余年来三港の交易我において一人の富をなさず。彼はすべて大富有の商となれり。この現実にてこれまでの交易わが大損たること分明なり。これを要するに我より外国に乗り出ださざるの大弊にて今日これを改めんことを欲す。西洋においては露・英・仏・米・蘭の五国、漢土にては天津・上海・広東の三港に日本商館を設け建つべし。さて内地において商社を建て、兵庫港なれば五畿内四国南海道の大名は申すに及ばず、商人百姓たりとも望みによってはその社に入れ同心一致しあいともに船を仕立て乗り出だし交易すべし。他の三港はこれに准じて略す。ただみだりに出入を禁じ必ずその港の鎮台の印鑑を受け、行く先の日本商館へ達すべし。帰帆もまた同様なり。かくのごとくなれば自然に商法に熟し、その利を得ること分明なり。