輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
あきばしょから
平野零児随想集 らいちゃん
平野 零児
線上閱讀平野 零児《平野零児随想集 らいちゃん(あきばしょから)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 21,838 字 · 48 頁
直木賞選考委員の一人の大佛次郎氏が、過日、本年度前半期の選考に臨むに際して、たまたま直木氏が、死の前に、晩年の仕事場として建てた、横浜市金沢区富岡の家を明らかにしたいといったのが動機で、地元の横浜ペンクラブがその宅趾(し)を顕彰することにし、直木氏と親しく、かつ「直木賞」選考委員でもある吉川英治、川口松太郎などの諸氏に、横浜市、商工会議所、神奈川県、その他有志によって「直木三十五宅趾記念事業委員会」が結成された。
そして、宅趾には記念碑を、付近の墓所のある長昌寺と、最初に葬った慶珊寺の前には標石を建てる運びとなった。
きたる十月六日には、その除幕式を行い、続いて七日には、横浜市音楽堂で、文芸春秋新社の後援のもとに、記念文芸講演会が開かれることになった。
碑は縦一メートル三、横二メートル九の仙台石と、大谷石の白と黒との直木好みの色で取り合わせ、横浜美術懇話会の吉原慎一郎氏が設計した。その碑面の右には、
「芸術は短く、貧乏は長し」と刻まれることになり、文芸春秋社長の佐佐木茂索氏が、その字を揮毫(ごう)する。その句は、直木氏の随筆集中の一戯語からとった。