輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しそうとふうぞく

思想と風俗

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《思想と風俗(しそうとふうぞく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 216,700 字 · 422 頁

青空文庫

だが風俗については後で述べよう。

時事的な作品としてセンセーショナルな興味を惹く予算になっていたらしいのは、『中央公論』(三六年七月)付録「日出づる国」である。作者はルネ・ジュグレで原名は「昇る朝日」らしい。二・二六の事件直前に二・二六事件まがいの物語りを書いたので、予言が当ったといって騒がれているのだそうだ。芸術的に感心出来るようなところは殆どないといっていいが、一二カ処、兵士の卒直な実感が出ているのも、作家がフランス人であって日本人でないからに過ぎぬ。所謂青年将校達の政治的見解に対する作家としての批判などは殆んどないので、これは単に革新主義の提燈持ちにさえなるだろう。

筋は主人公と白系ロシア人の女スパイとの情的関係に沿って運ばれていて、白系ロシア人がロシア人という同じ民族だという理由で、にくむべきボルシェヴィーキに通謀するというのが、少し変でもあるが又面白い。面白いというのは、何しろ国際スパイでは今日の日本は夢中になっているところだからだ。これが少し脱線すると、第二インタと第三インタが提携したのが怪しからんといって、ヨーロッパ人の蒙を啓いてやると豪語する日本外交当局である。