輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

線上閱讀幸田 露伴《日本の文学 3 五重塔・運命(うんめい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 100,648 字 · 198 頁

青空文庫

事の面白からず、栄華を誰と共に、世も是迄と思い切って後妻を貰いもせず、さるにても其子何処ぞと種々尋ねたれど漸くそなたを里に取りたる事ある嫗より、信濃の方へ行かれたという噂なりしと聞出したる計り、其筋の人に頼んでも何故か分らず、我外に子なければ年老る丈け愈恋しく信州にのみ三人も家従をやって捜させたるに、辛くも田原が探し出して七蔵という悪者よりそなた貰い受けんとしたるに、如何いう訳か邪魔入て間もなくそなたは珠運とか云う詰らぬ男に、身を救われたる義理づくやら亀屋の亭主の圧制やら、急に婚礼するというに、一旦帰京て二度目にまた丁度行き着たる田原が聞て狼狽し、吾書捨て室香に紀念と遺せし歌、多分そなたが知て居るならんと手紙の末に書し頓智に釣り出し、それから無理に訳も聞かせず此処まで連て来たなれば定めし驚いたでもあろうが少しも恐るゝ事はなし、亀屋の方は又々田原をやって始末する程に是からは岩沼子爵の立派な娘、行儀学問も追々覚えさして天晴の婿取り、初孫の顔でも見たら夢の中にそなたの母に逢っても云訳があると今からもう嬉くてならぬ、それにしても髪とりあげさせ、衣裳着かゆさすれば、先刻内々戸の透から見たとは違って、是程までに美しい