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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
線上閱讀幸田 露伴《日本の文学 3 五重塔・運命(うんめい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 100,648 字 · 198 頁
燕の勢漸く大なるに及びて、諸将観望するもの多し。乃ち淮南の民を募り、軍士を合して四十万と号し、殷に命じて之を統べて、淮上に駐まり、燕師を扼せしむ。燕王これを聞き、殷に書を遣り、香を金陵に進むるを以て辞と為す。殷答えて曰く、進香は皇考禁あり、遵う者は孝たり、遵わざる者は不孝たり、とて使者の耳鼻を割き、峻厳の語をもて斥く。燕王怒ること甚し。
燕王兵を起してより既に三年、戦勝つと雖も、得るところは永平・大寧・保定にして、南軍出没して已まず、得るもまた棄つるに至ること多く、死傷少からず。燕王こゝに於て、太息して曰く、頻年兵を用い、何の時か已む可けん、まさに江に臨みて一決し、復返顧せざらんと。時に京師の内臣等、帝の厳なるを怨みて、燕王を戴くに意ある者あり。燕に告ぐるに金陵の空虚を以てし、間に乗じて疾進すべしと勧む。燕王遂に意を決して十二月に至りて北平を出づ。
四年正月、燕の先鋒李遠、徳州の裨将葛進を沱河に破り、朱能もまた平安の将賈栄等を衡水に破りて之を擒にす。燕王乃ち館陶より渡りて、東阿を攻め、上を攻め、沛県を攻めて之を略し、遂に徐州に進み、城兵を威して敢て出でざらしめて南行し、三月宿州に至り、平安が馬歩兵四万を率いて追躡せるを河に破り、平安の麾下の番将火耳灰を得たり。