輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
とうざいりょうぶんめいのちょうわをろんじてていこくのしょうらいにおよぶ
東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ
大隈 重信
線上閱讀大隈 重信《東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ(とうざいりょうぶんめいのちょうわをろんじてていこくのしょうらいにおよぶ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 6,787 字 · 14 頁
〔欧州文明の輸入〕
つまり欧州の文明にはまだ触れていなかった。
〔欧州文明の輸入〕
然るに今よりおよそ三百七十年前、初めて葡萄牙及び西班牙と交通するに至って、欧州文明が多少輸入されることとなったのである。当時の日本の内状は如何というに、室町将軍の末路で、諸将兵を相率いて交戦に暇なく、人民寧日なしといういわゆる群雄割拠の時代であった。かかる時代に於て直接必要を感ぜらるるものは、第一に精巧な武器である。あたかもよし、この時葡萄牙人我が種子島に来て小銃及び火薬を伝えた(小銃の事を当時は種子ヶ島と言ったものである)。弓矢を第一の武器としていたところに、この極めて具合のよい小銃が這入って来たのだから、頗る歓迎されたのはもっとものことである。第二には船舶の製造法である。在来の日本船はその構造極めて単純であった。これに比較すると、遠い外国から喜望岬を迂廻して来た葡萄牙船は、当時なお甚だ構造の粗末なものではあったが、日本船の到底及ぶところではなかった。其処で一本マストを二本三本にするとか、その他種々の工夫をして大きな船舶を造って戦艦とするような変化もあった。第三には築城法である。前にも述べた通り、日本は当時戦乱の巷で、戦争が絶えなかったので、どうかして勝利を得たいという欲望は、上下を問わず一般の武士の精神に宿っていた。