輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
〔『しなしそうとにほん』しょはん〕まえがき
津田左右吉歴史論集
津田 左右吉
線上閱讀津田 左右吉《津田左右吉歴史論集(〔『しなしそうとにほん』しょはん〕まえがき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 79,004 字 · 156 頁
学校のことをいうと、学問の方ではむしろ帝大の方にいくらかのつながりがあったともいわれよう。しかしそれとても、ときどきそこの東洋史の学会に出席したり、書いたものをシラトリ先生の主宰していられた『東洋学報』に載せたりする、という程度のことであって、国史国文学または漢学の方面には、何の接触もなかった。ぼくは世間でいう私学のものでも官学のものでもなく、ただのぼくであった。学問についていう限りでは、それに私学も官学もないはずであるが、実際ぼくは、そういう別けへだてのあるように感じたことは、一度もない。ワセダに講義をもつことになった後でも、この点は同じであった。ぼくの関係している方面で、ワセダに学問上の特色または伝統というようなものがあったかどうかは知らぬが、よしあったとするにしても、ぼくはそういうことには気もつかず、またそういうものを作ってゆこうという考もなかった。
ワセダの講義は初めのうちは史学科の学生に対してしたのであったが、いつころからかシナ思想に関する特殊問題を取扱った講義をするようになったので、哲学科の学生にもそれをきかせることになり、それが縁となって次には、シナ哲学の講座を担任することになり、史学科とは離れてしまった。