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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

線上閱讀海野 十三《海底大陸(かいていたいりく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,400 字 · 179 頁

青空文庫

と交渉を持つようになったのであると考えています」

ヒヤヒヤと、大きな声でさけぶものがあった。それはもちろんドリー老にほかならなかった。

「わしの説とまったく同一じゃ。聞いたか、君たち」

と、いやそのうるさいこと。しかたなく、ドリー老のそばから席を他へうつす者さえできた。

長良川博士は言葉をつぎ、

「――さて、むかしアトランティス大陸に棲息していた如何なる生物が、今日の海底超人に化成したのかということにつきましては、ドリー助教授も言及をごえんりょになったようでありますが……」

と、論じ来れば、ドリー助教授は自席で目を白黒してあわてていた。じつは老学者にも、この研究問題は、まだ解けていなかったのである。

「――わたしの見ますところでは、海底超人の起源は……」

といって、長良川博士はあらためて、一座を見まわした。一堂に集まる世界の生物学者たちは、息をのんで博士の口をじっとみつめている。

「……これは、やはり、われわれ人間と同種の生物であると考えます」

そういいおわると、一座はたちまちさわがしくなった。その中に、ドリー助教授の拍手ばかりが、人をばかにしたような響きをたてて聞こえた。