輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しろばなのあさがお

白花の朝顔

泉 鏡花

線上閱讀泉 鏡花《白花の朝顔(しろばなのあさがお)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 30,880 字 · 62 頁

青空文庫

三

やがて、その京人形に、停車場まで送られて、木菟が。……夜汽車で飛ぶ。」……

三

「いらっしゃいまし、ようこそ。――路之助も一度お伺い申したいと、いいいい、帰京早々稽古にかかって、すぐに、開けたものでございますから、つい失礼を。……今日はまたどうも難有う存じます。」

「御挨拶で恐縮ですよ。津山さん。私こそ、京都で、あんなにお世話になって。――すぐにもお礼かたがたお訪ね申さなければならなかったのですが、ご存じの、貧乏稼ぎにかまけましてね。」

「なぞとおっしゃる。……は、は、は。」

と笑いを手で蓋して、軽く咳した。小肥りにがっしりした年配が、稼業で人をそらさない。

「まったくですよ。ところでですね。ぶちまけた話ですが、万事、ちっとでも、楽屋の方で御心配を下さらないように――実は売場で切符を買ってと思いましたがね。」

「そんな水臭いことを……ご串戯で。」

「いや、ご馳走は、ご馳走。見物は見物です。実は、この京人形。」

お絹が上品な円髷で、紫仕立の柳褄、茶屋の蒲団に、据えたようにいるのです。

「たしか、今度の二番目の外題も、京人形。」

「序幕が開いた処でございまして、お土産興行、といった心持でござんしてな。