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かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《科学方法論(かがくほうほうろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 頁
諸科学の学問性を決定することこそ彼の科学論の根本的な動機でなくてはならぬと考えられるであろうから、科学論に於ける科学の分類は、根柢に於て、このようなものとして現われて来る筈である。後に又それを見よう。
* Kant, Kritik der reinen Vernunft, S. 860 参照。
** 真理・真理性――学問性は之の獲得に外ならなかった――の相違を、学問分類の原理として明らかに掲げた場合は案外少ないように思われる。B. Labanca(―1875―)をその一例として探ることが出来る。
さて最後に、吾々の理論の構造に於て根本的な一つの点を注意しなければならない。学問乃至科学の分類は、最初の叙述から始めて恐らく対象による分類の辺に至るまでの間は、当然学問の分類――諸学問の自然的体系――という名に適わしい課題に他ならないものとして、至極無理なく受け取られたと思われる。処がそれを押しつめた処の、概念構成による分類、又科学的世界による分類、又更に学問性による分類に来る時、学問の分類としての課題は、みずからの概念をば次第に影の薄いものとして来る、という点を人々は気付かなかったであろうか。