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かがくほうほうろん

科学方法論

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《科学方法論(かがくほうほうろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 頁

青空文庫

この二つの科学は無論、仮空的・可能的にのみ存在するのではなくして、吾々が現在、学問が現代に於て現実に存在している歴史的形態に於て、常に見出すことの出来る、現実の二つの学問の群であるであろう。吾々は少くとも物理学と歴史学とを夫々の代表者として有っている。併しこの分類の特徴とする処は現存する諸科学を単に配列して見たのではないということに存する。一般に分類の最初の動機は恐らく、異った幾個かのものを配列することによって何かの統一を齎すことにあるであろうが、今の場合の分類は之とは異って、配列ではなくして科学相互の限界の決定という動機から発生した。そしてこの限界の決定は更に又、科学の夫々の特色を見抜くためにこそ要求されたのである。この特色は方法に於て跡づけられた。それであるからこの分類は単に現存する諸科学の配列ではなくして、諸学問の方法の相異を検出する使命を有っているのである。そうすればこの時分類は、云うならば諸科学の方法による分類ではなくして、科学的諸方法の分類として現われなければならない筈である。――人々は茲に、科学論がもはや学問分類ではなくして全く方法論となって来なければならない所以を重ねて注目すべきである。