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かがくほうほうろん

科学方法論

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《科学方法論(かがくほうほうろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 145,035 字 · 284 頁

青空文庫

** 第二の場合に属する科学は無論物理学だけではない。それにも拘らず物理学だけがこの名誉を担う。その必然性は自然概念の解釈を之に加えることによって完全に与えられるであろう――後を見よ。今の場合だけではこの必然性は半ばを出ない。

対象が方法の規定となって現われる第三の場合は、再び相対性理論によって与えられると思われる。物理学は座標を現象記載の手段として用いる。一切の自然現象は数量として計量され、数量は空間量として測定され、そして空間量は座標に於て観測される。座標は物理学一般にとって窮極の手段である。そしてかかる窮極の手段は或る意味に於て方法でなければならない。何となれば物理学は之によって初めて学問として構成されるのであり、この学問構成こそは方法を取り扱った第二の場合に相当する学問の方法に他ならないからである。処が相対性理論に従えば、かかる座標系はそれ自身一つの世界を組み立てるのであって、その座標系の軸の変換乃至は曲率の変更、又は測度の置換は、種々なる物理的ポテンシャルとして解釈されるものと説かれる。そして恰も重力・電磁気ポテンシャルこそ物理学の対象でなければならない。