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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)

粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)(あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 頁

青空文庫

二十八

かぢ「あれサ、宜いから泊んなよ、おらン家の亭主は慈悲深い人だから何も気遣するにゃア及ばねえ、事に依ると単物の一枚ぐれえくれるぜ、遠慮しねえが宜い、親方が帰ったら己が話をして遣るから」

巡「はい大きに有難う存じまする、助かります、お志とあれば頂戴致しましょう」

かぢ「そこの井戸で水を汲んで、足を洗って此方へ上んな」

と是から上へ上げ、御馳走をしまして、

かぢ「それじゃア疲労れてるだろうから、あの二畳へ往って木片を隅の方へ片付けて、薄縁を敷いてお寐」

とお老爺さんを寐かしましたが、お梶は貞女でございますから、亭主の帰らんうちは寐ません。そのうち段々夜が更けてまいりました。

二十八

仙「おいお梶」

かぢ「あい、寝やアしないよ、今明けるよ」

と戸を明け、

かぢ「あんまり遅いから何うしたかと案じて居たよ、安さん御苦労」

安「誠にお案じでございましょう、エヽ拠ない事があって、へい」

かぢ「重さんは何うした」

安「宜い塩梅に居たんで」

かぢ「何処に」

安「何処にたって枕橋で首を縊ろうとしてえたんで」

かぢ「あらまア何うも」

仙「這入ってから云え、立ってゝグズ/\云わなくっても宜い、重さん此方へお這入りなせえ」