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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)

粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

三遊亭 円朝

線上閱讀三遊亭 円朝《粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)(あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 頁

青空文庫

虚「本郷春木町の……アヽ左様か」

とこれは出入町人岡本政七の妹娘と許嫁だとかいう話が有ったが、さては紀伊國屋の伊之助と云うものは此の男かと思いましたが、はすはにものは云いません。

虚「何れ世に出れば御尊家へお礼に罷り出る」

と約し其の晩は寝てしまい、翌朝は連立ちて出ましたが、伊之助の連は八幡から横に折れて中矢切村の法泉寺へまいり、若草の法事を致し、叔母にも会って帰りました。此方の虚無僧は釜を提げて市川を越え、逆井を渡り、本所に出まして、二ツ目の橋を渡り、深川の万年町へ参り、岡本政七に面会しようと云うので万年町差して参ります。お話は戻りまして重三郎は仙太郎の世話で、高橋を曲ると直に二軒目の明家を借り、世帯を持ちまして昼は万年町の店へ通い、粟田口國綱の手掛りも有ろうかと、仲間の小道具屋を廻り、また深川八幡へ心願を掛けまして、頻りと刀の行方を詮索致して居りまするが、今に手掛りもございませんことで、或日重助は少し買物が有って出ましたが、ポツ/\雨が降り出して来ましたから、番傘を差して横町から出て来ますると、降が強く成りました。と見ると向うの家の軒下に修行者が立って居りまする。