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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)(あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 頁
と悦んで居る処へ酒を勧めたからグッスリ酔が廻り、伽羅大尽は碁盤の上へ俯伏してスヤリ/\と眠ってしまいました。隣座敷で番頭新造が、
番新「花魁え、おまはんは本当に感心じゃアありませんか……あら伽羅さんは碁盤の上へ俯伏して寐てしまったよ、額に碁石の痕が付きますよ、おまはんは幾度遣っても伽羅さんには敵わないのねえ、讐を取ってやんなましよ」
と云う声に驚き、ふと目を覚しキョロ/\身辺を見廻しながら溜息を吐き、
伽「アヽ何を」
番新「おやお目が覚めましたね、厭ですよオホヽヽヽヽ、額に碁石が二個くッついてますよ」
伽「アヽ大層酔った好い心持だ、肝を潰したが今何んだか讐を何んとか云ったが何んだ」
番「ナニ花魁がおまはんに二度負けたから、私が讐を討って遣んなましと云ったんざます」
伽「そうか……アヽ少し酒を飲み過して…山田今日は帰ろう、金吾も帰ろうかな」
山田「是からですか、今晩は貴方御一泊遊ばせな」
伽「イヤ少し気分が悪いから帰ろう」
と何時になくぐず附かずに帰りましたが、脛に疵持ちゃ笹原を走れぬという比喩の通りで、音羽の親藤左衞門を殺した身の上、若し此の事が知れはせぬかと思うからで、茶屋から番傘を借り、山田が差かけ、渡を越えて向島の土手へかゝってまいりますると、向うから破れ切った