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あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)(あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ))》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 196,342 字 · 389 頁
処へ、船から仙太郎も上ってまいり、
仙「お芽出度うごぜえます、お怪我はごぜえませんか」
小「仙太郎親方本懐を遂げて此の上の悦びはございません」
仙「何んとも何うも申そうようはございません、先ずまアお芽出度うごぜえやした、止めはお差しなすったか、私も此奴じゃア何のくれえ苦労してえるか知れやせんから、少しばかり斬らして下さい、重さんも此処へ来ねえ」
重「ヘイ/\此奴でございますか、畜生め、四年以来一通りならない苦労をさせやアがって、此ん畜生め」
といいながら鬢の毛を一本/\引抜く、仙太郎も栄螺のような拳骨を固めポカ/\殴り、
仙「安やい、手前も此処へ来い」
安「誠にお芽出度うござえます…此ん畜生め、人に散々こええ思えをさせやアがッて」
と二ツ三ツ打つ。
伊「師匠此処へ来なよ」
正「私も一寸と向脛の毛を三本ばかり抜きましょう」
と云ってるところへ、向うからバラ/″\と侍が駈けて参りましたから、小三郎は血に染った刀を提げたなり油断なく身構え、何者が来たかと思い、ト見ると重役渡邊外記が先へ立ち、金森兵部少輔さまの御舎弟八良五郎様がお野懸けの帰りで、稻垣小三郎の仇討ちのことをお聞き遊ばし、お出になりましたので、これから小三郎が粟田口國綱のお刀を殿さまに差上げました。