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はなのきむらとぬすびとたち
花のき村と盗人たち
線上閱讀新美 南吉《花のき村と盗人たち(はなのきむらとぬすびとたち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 9,710 字 · 20 頁
」
「うん、それから?」
「その家の軒下に、頭の毛も眉毛もあごひげもまっしろな爺さんがいました。」
「うん、その爺さんが、小判のはいった壺でも縁の下に隠していそうな様子だったか。」
「そのお爺さんが竹笛を吹いておりました。ちょっとした、つまらない竹笛だが、とてもええ音がしておりました。あんな、不思議に美しい音ははじめてききました。おれがききとれていたら、爺さんはにこにこしながら、三つ長い曲をきかしてくれました。おれは、お礼に、とんぼがえりを七へん、つづけざまにやって見せました。」
「やれやれだ。それから?」
「おれが、その笛はいい笛だといったら、笛竹の生えている竹藪を教えてくれました。そこの竹で作った笛だそうです。それで、お爺さんの教えてくれた竹藪へいって見ました。ほんとうにええ笛竹が、何百すじも、すいすいと生えておりました。」
「昔、竹の中から、金の光がさしたという話があるが、どうだ、小判でも落ちていたか。」
「それから、また川をどんどんくだっていくと小さい尼寺がありました。そこで花の撓がありました。お庭にいっぱい人がいて、おれの笛くらいの大きさのお釈迦さまに、あま茶の湯をかけておりました。