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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
線上閱讀小山 清《落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 239,741 字 · 486 頁
私はすごすごと家に引返して、上級生から昼組だと云われたことを家の者に告げた。家の者は、先生はどう云ったのかと私に尋ねた。先生は朝組だと云ったのである。家の者から先生が云うのが正しいと聞かされて、私はまた学校へ行ったが、心細くて泣きたいような気持であった。私はやはり朝組であった。それでもいい塩梅に遅刻はしなかった。上級生はいたずらな気持から、私にそう云ったのであった。兄は私にはかまわずに自分だけ先へ行ってしまったのだろう。その後も私は学校へゆくのに兄と連れ立ってゆくことはあまりなかった。私は子供のときは腰巻をまいていた。その頃は男女共に腰巻を纏う習慣がまだ廃れてはいなかった。それでも子供も学校へ行くようになれば、もう腰巻はしていなかった。兄も腰巻から猿股に変っていた。私も腰巻は嫌だったが、けれどもお前はまだ小さいのだからと云われて、依然腰巻をさせられていた。私の遊び友達もみんな猿股をはいていた。私は戸外で立小便をするときなど、自分だけ腰巻をしているのが恥しくてならなかった。学校で身体検査があったとき、目方を計るときに私は腰巻を外して真っ裸になった。