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じんるいのせいぞんきょうそう
進化と人生(上)
丘 浅次郎
線上閱讀丘 浅次郎《進化と人生(上)(じんるいのせいぞんきょうそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 82,343 字 · 164 頁
一、子を生んだままで少しも世話をせぬ動物
二、子を生んだ後、これを保護し養う動物
三、子を生んだ後、これを保護し養いかつ教育する動物
右のごとくに三部に分けても、とうていその間に判然した境はつけられぬが、総体から見ると確かにこの三通りのタイプがあるように思う。
第一の種類すなわち子を生んだままで少しも世話をせぬ動物はいかなるものがあるかというに、蛙の類、魚類、蝶、蚕のごとき昆虫をはじめほぼすべての下等動物がこれに属する。これらの動物は子を生んだ後は全く打ち捨てておいて少しも顧みないが、動物の一生涯の中で最も弱く最も危うい時期はすなわち幼時であるにかかわらず、少しも親の保護を受けぬのであるから、これらの動物が幼い時に死ぬ数は実に非常なもので、敵に食われるものもあり、同胞に食われるものもあり、飢えて死ぬもの、圧されて死ぬもの、乾いて死ぬもの、溺れて死ぬものなどがあって、実際成長するまで生存しうるものはきわめて少ない。それゆえこれらの動物はよほどたくさんの子を生まなければ、とうてい種属の断絶することをまぬがれぬはずであるが、実際を調べてみると全くそのとおりで、これらの動物ほど多くの子を生む動物は他にはない。