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そらとぶあくま
酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕
酒井 嘉七
線上閱讀酒井 嘉七《酒井嘉七探偵小説選 〔論創ミステリ叢書34〕(そらとぶあくま)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 13,471 字 · 28 頁
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第三回目の終りに、地上より第二の目的地を意味する詩、または和歌が無電によって送られる……」
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「――これをどうするのだ」
清川は、不審そうに、私を見た。私は静かに、煙草に火を付けた。
「僕たち三人で、これに参加するんだ。三機編隊で飛ぶ。沙里子さんが第一番機、右翼と左翼は君と僕だ。リーダーは沙里子さんだ。僕達は、こんなことを云えば、主催者には失礼だが、催物それ自体には、何の興味もない。僕達の三機は無電で連絡をとりながら飛ぶ。暗号(?)の解読も三人が無電を通じて行う。記載された飛行場が解ると同所まで飛ぶ。これは、どこにあるか僕達の誰にも分らない。しかし、市町村に附属するものであるというから、夜間発着には十分の広さがあるはずだ。標識の全部は消灯されているが、場の中央を示す『A』のネオン・サインがある。これを頼りに降りるのだ。無事故で着陸した方が勝だ。第一飛行場で勝負がつかなければ、第二、第三、と――即ち a―r―c―t―i―c の各文字のネオン標識を有する――最後の飛行場まで、この『決闘』を継続するのだ」
「承知した」
彼は目を血走らせて、こう云った。「名刺」