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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《鉄塔の怪人/海底の魔術師(てっとうのかいじん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 160,770 字 · 322 頁

青空文庫

ぼくはジャックのあとをつけていって、ふいに、うしろから、おそいかかって、しばりあげてしまった。そして、むこうの村の警察へ、つれていったのだ。そのときから、警察とは、ちゃんと、うちあわせがしてあったのだよ。

ぼくは一度ハヤブサ丸に帰って、十三人のはだかの勇士を、海底の洞窟の入口から、しのびこませた。鉄の人魚の中にはいっていたきみの部下を、やっつけたのは、その勇士たちだ。

それから、ぼくはジャックに変装し、小林をつれて、陸のほうから洞窟にはいり、賢吉君をたすけ出して船に乗せ、ハヤブサ丸に、おくりとどけた。そしてまた、ここへ帰ってきた。ジャックの姿がしばらく見えなかったのは、そのためだよ。

ハハハヽヽヽ、気のどくだが、鉄の人魚怪物団もこれで全滅だね。」

懐中電灯のまるい光は、さっきから、ずっと、ふくめんの首領をてらしていました。かれは、まるで黒い石にでもなったように、身動きもしないで、だまりこんでいるのです。明智は、なお、ことばをつづけました。

「きみは鉄の人魚を発明して、世間をあっといわせようとした。うすい鉄のよろいのなかに、酸素のボンベをとりつけて、中にはいった人間が、水のそこでも、へいきでいられるようにした。