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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

線上閱讀服部 之総《黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 121,901 字 · 247 頁

青空文庫

九月号にのせた「日本の鉄道はなぜ狭軌になったか」がある。大衆雑誌だからむずかしいことははぶいたが、ロンドン公債と贋貨処分問題の内面的関連をのべたものである。井上清氏『日本の軍国主義』第二巻に贋貨問題の記述があるので、あわせて見ていただきたい。また法政大学社会学部学会機関誌『社会労働研究』創刊号にのせた随筆「明治の五十銭銀貨」がある。贋貨処分問題とからむ伊藤の幣制改革案が、アメリカ幣制とリンクしなければならなかった事情を書いたものである。一方はあまりに大衆的にすぎ、他方は閉鎖的にすぎて、ともに『歴史家』の読者から無縁なことをおそれるが、去冬「ケプロンとクラーク」について書き出した原稿をやめてこんなものを書きあげたのは、東京大学大学院学生宇野重昭君にかねて依頼しておいた「アラバマ号問題」にかんするリポートが、非常にすぐれたかたちで数日まえにとどいたためである。本文中「アラバマ号問題」にかんする記述はすべて宇野君のリポートによったことを記して、同君の御協力にたいする私の謝意を表したい。

なぜ一八七二年六月にいたって英米両国民とも開戦の熱狂からさめたか? そのときまで日本大使一行はなおワシントンにいたのであるが、そして日米単独条約改正の拳を思いとまってイギリスにむけて発つのであるが、そのへんの事情については、だんだん