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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Read 吉田松陰 (よしだしょういん) by 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 135,622 characters · 269 screens
依って借も貸も利ありて損なし。
大都の商人に長少打交り四、五人もあるべし。内に妻子眷属下女等までまた四、五人、合わせて八、九人の家にては精米一年に十四石四斗ばかり、この価十五両、味噌一両二分ばかり、醤二両一分ばかり、油三両ばかり、薪四両二分ばかり、炭三両二分ばかり、大根漬一両三分ばかり、菜蔬の料家具の料十四、五両、衣服の料また十七、八両、普請の料六、七両、給金八、九両、地代二十二、三両、都合百両余を費すべし。百両の利を得るには千両の本資なくては叶わず。ただし七百の本資にて七百を得るは易く千両の本資にて百両を得るは難しという。これを武家の禄に比するに、百両は三百石に準ず。三百石の家にては侍二人、具足持一人、鑓持一人、挾箱持一人、馬取二人、草履取一人、小荷駄二人の軍役を寛永十年二月十六日の御定めなり。今の世の価にては侍二人の給金八両、中間八人の給金二十両、馬一疋秣代九両を与え、また十人扶持五十俵を与うれば、残り百三十九俵あり。その内十人の者に塩噌菜代十三両を与え、さて後が我勤と武具、家具、普請の入用六、七両を引き、妻子下女らと共に四、五人の費用三十両ばかりとして、総ては五十両余を用うべし。