Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
いずれは玄人あがりと思われる白粉焼けした顔をしかめて言った。
「そんなこと言って、お前さんがかけあえないと言うんなら、じかに言う。お前さんがかけあわないんなら、俺の口から言う」
「おっしゃってごらんなさい。塩をまかれるだけですよ」
まかれたいねとうそぶく砂馬に、やり手は寝不足のしょぼしょぼ眼を、きっと据えて、
「ここには、ここのしきたりがあります」
「そういう遊びは法律で禁止されてるのか」
「そうじゃありませんがね。ここではお茶漬はご法度なんですよ」
「おいらんが、なじみ客の友だちと寝ちゃ、そりゃまずいだろう」
「ですからお客さんにもお願いして、同じ家で、あいかたを変えることはおことわりしているのです。そういうのさえ、うるさいんですから、まして……」
「誰がうるさい」
砂馬はちゃんと知っていて、からんでいる。粘り強く押して行って、落そうとしている。
「おいらんが承知しやしません。クルワにはクルワの仁義がありますからね。ましてや、そんな……」
荒々しい語調ではなく、やんわりと、しかし、はっきり拒絶する。
「いくら、卑しい稼業をしているわたしたちでも、そんなあさましいことは、ねえ……」