Japanische Klassiker mit Furigana
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みっつのおにんぎょう
三つのお人形
小川 未明
Lesen Sie 三つのお人形 (みっつのおにんぎょう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.464 Zeichen · 11 Bildschirme
」と、街燈は、なぐさめたのであります。
二、三日たってから、あたりのまぶしい昼間のこと、つばめが、ちょうど頭の上へ飛んできました。
「もし、もし、つばめさん、すこしおたずねしたいことがあるのですが……。」と、街燈は、呼びとめたのです。すると、つばめは、屋根のひさしにとまりました。
「なんのご用ですか?」といって、つばめは、首をかしげて、街燈を見ました。
「ここから、あの店さきに飾ってある、踊っている人形が見えるでしょう……。」
つばめの目は、よかったから、すぐわかりました。
「よく見えます。あの小さなたなには、たった一つしかありませんね。」
「三つあったのですが、ついこのごろ、二つ売れてしまったのですよ。三つのお人形は、同じ人の手で作られたので、それは仲がよかったのです。それで、一つになってしまって、あのお人形はさびしがっています。」
「それは、無理もないことです。」と、つばめも、同情しました。
「そんなわけで、二つのお友だちは、どこへいったかと思い暮らしているのですが、あなたは、身軽に方々をお歩きなさいますが、お知りにはなりませんか……。」と、街燈は、いいました。