Japanische Klassiker mit Furigana
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みっつのおにんぎょう
三つのお人形
小川 未明
Lesen Sie 三つのお人形 (みっつのおにんぎょう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.464 Zeichen · 11 Bildschirme
二
娘さんは、内へはいって、立っている人形を指さして、見せてくれといいました。それから、それを手に取ってよく見ていたが、
「これをくださいな。」といった。
こうして、二つの人形は、ついに買われていってしまいました。そして、あとには、踊っている人形がただ一つだけ残ったのであります。三つの人形は、こうして、べつべつになってしまったので、もはや、お話をすることもできなくなりました。
「私たちの親しかったお友だちは、どうなったであろう……。」と、三つのお人形は、たがいに、胸のうちで思うよりほかなかったのです。
二
夜になると、街燈が、店さきでともりました。その光は、ちょうど、踊っている人形のところへとどきました。
「おや、あなたおひとりになったのですか。あの方は、どこへゆかれました。」と、光は、たずねた。
「ひとりは、外国人に、ひとりは、どこかの娘さんにつれられてゆきました。わたしは、ふたりの方のおたよりを知りたいと思うのですが、あなたはおわかりになりませんか?」と、人形は、いいました。
円い頭をした、脊の高い街燈は、ため息をついて、
「いくら、私が脊が高くても、なんで、おふたりの行方がわかりましょう? もし、もし、待ってください。