Japanische Klassiker mit Furigana
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みっつのおにんぎょう
三つのお人形
小川 未明
Lesen Sie 三つのお人形 (みっつのおにんぎょう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.464 Zeichen · 11 Bildschirme
三
なぜなら、二度めに、私が、その家の窓をのぞいたときには、すっかりお人形は、荷造りされていたようすでしたから……。」
つばめは、こう物語ったのであります。街燈は夜になったときに、ふたたび、このことを踊っている人形に話しました。
「あの人形は、どこへいってもかわいがられるでしょう。」と、人形は沈みがちに、踊りながらいいました。
三
それから、まもない、ある日のことでした。酔っぱらいの紳士が、人形屋の店さきへはいってきて、いろいろの人形を出させて見ていましたが、どれも気にいりませんでした。そのうち、踊っている人形に目をつけると、さっそく、手に取りあげて、「これがいい。」といって、金を払い、例のごとく箱にいれてもらって持ってゆきました。その晩、街燈は、店さきを照らして、びっくりしました。踊っている人形の姿が見えなかったからです。
「とうとうあのお人形さんも、どこかへいってしまった。」と、街燈は、ひとりごとをしました。
酔っぱらいの紳士に、つれられていった人形は、気が気でなかった。自分は、どんなところへつれられてゆくのだろう? こう、暗い箱の中で考えていました。