Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
そして自分の魂の霊験のなくなったのを恨んだ。
その孫の家には一羽の鸚鵡を飼ってあったが、急に死んでしまったので、児が持ってきて孫の榻の傍で弄っていた。孫はそれを見てもし自分が鸚鵡になることができたなら、飛んで女の室へ往けるのだと思った。そして心をそれに注めていた。と、体がひらりと鸚鵡になって、不意に飛びあがりそのまますぐに阿宝の所へ往った。阿宝は入ってきた鸚鵡を見て喜んでつかまえ、肘に鎖をつけて麻の実を餌にやった。すると孫の鸚鵡は大声で叫んだ。
「お嬢さん、鎖をつけちゃ駄目です、僕は孫子楚ですよ」
阿宝はひどく駭いて鎖を解いた。孫の鸚鵡は動かなかった。そこで女は言った。
「あなたのお心は、心にきざんでおりますけれど、今となっては、禽と人と種類がちがいますから、結婚することができないじゃありませんか」
孫の鸚鵡が言った。
「僕は、あなたの側にいられるなら、本望だ」
他の人が餌をやっても食わなかったが、阿宝がやれば食った。そして、阿宝が坐るとその膝の上に止まり、寝るとその榻に止まった。
そんなふうで三日になった。阿宝はそれがひどく気の毒になって、陰に人をやって孫の家の容子を見さした。