Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
と言って、袖を曳いて榻の上にあがらして、またいっしょに寝た。そして言った。
「これから君は毎晩来たまえよ、疑わないでさ」
狐は承知した。そして一睡りして起きてみると狐はもういなかった。そこで旨い酒を瓶に一ぱい入れて狐のくるのを待っていた。
夜になって果して狐が来た。車は狐を傍へ坐らして、面白く飲んだが、狐は酒が強いうえに、よく冗談を言った。車はその狐と早く知りあいにならなかったことを恨むほどであった。ある時狐が言った。
「いつもいい酒の御馳走になるばかりだが、何をして君の厚意に報いたものだろう」
車は言った。
「そんなことはどうでもいいじゃないか」
狐が言った。
「だが、君は貧乏人だから、酒を買う金に困るだろう、ひとつ君のために酒代を心配しよう」
翌晩狐はまた来た。
「これから東南に七里往くと、道ばたに落ちている金がある、早く往って拾ってくるがいいだろう」
車はその言葉に従って翌朝早く往った。果して二円の金が落ちていた。で、それを拾って佳い肴を買ってその晩の酒をたすけた。
狐はまた言った。
「この家の後ろに窖蔵があるから、それを開けて見たまえ」
車は狐の言葉の通りに探してみた。