Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
「お前の妻はなかなか偉いな。初婚でお前のところへ縁付いて来たのか」
「いえ、再婚でございます」と、丁は答えた。
「それでは先夫の墓を発いて調べさせるから、そう思え」
姚は役人に命じて、韓氏が先夫の棺を開いてあらためさせると、その死骸の頭にも釘が打ち込んであった。かれもかつて夫を殺した経験をもっていたのである。丁は恐懼のあまりに病いを獲て死んだ。
時の人は姚の明察に服して、包孝粛の再来と称した。
(包孝粛は宋時代の明判官で、わが国の大岡越前守ともいうべき人である)。
鬼の贓品
陝西のある村に老女が住んでいた。そこへ道士のような人が来て、毎日かならず食を乞うと、老女もかならず快くあたえていた。すると、ある日のこと、かの道士が突然にたずねた。
「ここの家に妖怪の祟りはないか」
老女はあると答えると、それではおれが攘ってやろうといって、道士は嚢のなかから一枚のお符を取り出して火に焚くと、やがてどこかで落雷でもしたような響きがきこえた。
「これで妖怪は退治した」と、彼は言った。「しかしその一つを逃がしてしまった。これから二十年の後に、お前の家にもう一度禍いがおこる筈だから、そのときにはこれを焚け」