Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
蛟を生む
その四人が父の刀を奪い取って、その場で彼を斬り殺したばかりか、座敷へ乱入してその子弟を片端から斬り殺した。
李姓の者はみな殺されて、他姓の者は無事にまぬかれた。
そのとき李頤だけはまだ幼少で、その席に居合わせなかったので、変事の起ったのを知ると共に、乳母が抱えて裏門から逃げ出して、他家に隠れて幸いに命を全うした。
蛟を生む
長沙の人とばかりで、その姓名を忘れたが、家は江辺に住んでいた。その娘が岸へ出て衣を濯いでいると、なんだか身内に異状があるように感じたが、後には馴れて気にもかけなかった。
娘はいつか懐妊して、三つの生き物を生み落したが、それは小鰯のような物であった。それでも自分の生んだ物であるので、娘は憐れみいつくしんで、かれらを行水の盥のなかに養って置くと、三月ほどの後にだんだん大きくなって、それが蛟の子であることが判った。蛟は龍のたぐいである。かれらにはそれぞれの字をあたえて、大を当洪といい、次を破阻といい、次を撲岸と呼んだ。
そのうちに暴雨出水と共に、三つの蛟はみな行くえを晦ましたが、その後も雨が降りそうな日には、かれらが何処からか姿を見せた。