Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
その翌年、ふたたび杭州へ行って、去年の岸に船を泊めると、かの女が赤児を抱いて礼を言いに来た。彼女はそれから五日の後に赤児を生み落して、母も子もつつがなく暮らしているというのであった。それからまた、かの鬼眼のところへゆくと、彼は商人の顔をみて不思議そうに言った。
「あなたはまだ生きているのか」
彼は更にその顔をながめて笑い出した。
「これは陰徳の致すところで、あなたは人間ふたりの命を助けたことがあるでしょう」
金の箆
木八刺は西域の人で、字は西瑛、その躯幹が大きいので、長西瑛と綽名されていた。
彼はある日、その妻と共に食事をしていると、あたかも来客があると報じて来たので、小さい金の箆を肉へ突き刺したままで客間へ出て行った。妻も続いてそこを起った。
客が帰ったあとで、さて引っ返してみると、かの金の箆が見えないのである。ほかに誰もいなかったのであるから、その疑いは給仕の若い下女にかかった。下女はあくまでも知らないと言い張るので、彼は腹立ちまぎれに折檻して、遂に彼女を責め殺してしまった。
それから一年あまりの後、職人を呼んで家根のつくろいをさせると、瓦のあいだから何か堅い物が地に落ちた。