Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう

中国怪奇小説集

岡本 綺堂

Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme

Aozora Bunko

は一つのお話が比較的に長うございますから、今晩はそのうちの『申陽洞記』と『牡丹燈記』の二種を選んで申し上げることにいたします。馬琴の『八犬伝』のうちに、犬飼現八が庚申山で山猫の妖怪を射る件がありますが、それはこの『申陽洞記』をそっくり書き直したものでございます。一方の『牡丹燈記』が浅井了意の『お伽ぼうこ』や、円朝の『牡丹燈籠』に取り入れられているのは、どなたも能く御存じのことでございましょう。前置きは先ずこのくらいにいたしまして、すぐに本文に取りかかります」

申陽洞記

隴西の李徳逢という男は当年二十五歳の青年で、馬に騎り、弓をひくことが上手で、大胆な勇者として知られていましたが、こういう人物の癖として家業にはちっとも頓着せず、常に弓矢を取って乗りまわっているので、土地の者には爪弾きされていました。

そういうわけで、身代もだんだんに衰えて来ましたので、元の天暦年間、李は自分の郷里を立ち退いて、桂州へ行きました。そこには自分の父の旧い友達が監郡の役を勤めているので、李はそれを頼って行ったのですが、さて行き着いてみると、その人はもう死んでしまったというので、李も途方に暮れました。