Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
その以来、都に驚風を病む小児が絶えた。
羅刹鳥
これも鳥の妖である。清の雍正年間、内城の某家で息子のためにを娶ることになった。新婦の里方も大家で、沙河門外に住んでいた。
新婦は轎に乗せられ、供の者大勢は馬上でその前後を囲んで練り出して来る途中、一つの古い墓の前を通ると、俄かに旋風のような風が墓のあいだから吹き出して、新婦の轎のまわりを幾たびかめぐったので、おびただしい沙は眼口を打って大勢もすこぶる辟易したが、やがてその風も鎮まって、無事に婿の家へ行き着いた。
轎はおろされて、介添えの女がすだれをかかげてかの新婦を連れ出すと、思いきや轎の内には又ひとりの女が坐っていた。それは年頃も顔かたちも風俗も、新婦と寸分ちがわない女で、みずから轎を出て来て、新婦と肩をならべて立った。それには人びとも驚かされたが、女は二人ながら口をそろえて、自分が今夜の花嫁であるという。その声音までが同じであるので、婿の家も供の者も、どちらが真者であるか偽者であるかを鑑別することが出来なくなった。さりとて今夜の婚儀を中止するわけにも行かなかったと見えて、ともかくも婿ひとりにふたりという不思議な婚礼を済ませて、奉公人どもはめいめいの寝床へ退がった。