Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

『ケプロン・くろだのこうそう』について

中谷宇吉郎集 第八巻

中谷 宇吉郎

Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第八巻 (『ケプロン・くろだのこうそう』について) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.890 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

と言った。

小林勇は、名葬儀委員長として、既に令名がある。露伴先生とか、茂吉先生とかいう級の人になると、御弟子も多く、世間的にもいろいろかかわり合いがあって、葬儀委員長はなかなかむずかしい。そういう場合に、勇だと巧く納まるのであるから、大したものである。露伴先生の葬儀委員長さえつとまるのだから、うちの娘の結婚披露の司会くらい何でもなかろう。少しもったいないが、折角言ってくれたのだから、全部任すことにした。

披露の会は、たいへんな「盛会」であった。カクテル・パーティだったが、カクテルが一杯廻ったら、もう大分賑かになってきた。安倍(能成)さんが上機嫌で、まず挨拶ということになったが、謡で鍛えたあの立派な声であるから、マイクがなくても大丈夫である。うちの子供たちは、小さい頃から、安倍さんとはお馴染みになっている。昔伊東で療養をしていた頃、正月休みに安倍さんの夫妻も伊東へ見えていて、亡くなった男の子は、よく安倍さんの肩車に乗せて貰ったものである。当時まだ幼稚園へ行っていた長女が、「おじさん、私も乗せて」とせがんだが、「女の子は駄目」と断られたことがある。