Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

『ケプロン・くろだのこうそう』について

中谷宇吉郎集 第八巻

中谷 宇吉郎

Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第八巻 (『ケプロン・くろだのこうそう』について) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.890 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

十万分の一秒で火花の撮影

電光の長さが、その電圧から推定される長さに比して、数倍或いは十倍くらいも長いことは、前から知られていて、気象学の一つの謎とされていた。その説明に、このアルミニウム・ドープの沿面放電の機構が使われた。

十万分の一秒で火花の撮影

大学を卒業して、理化学研究所の寺田研究室にはいってからは、長い電気火花の形および構造の研究を始めた。これは専ら写真による研究であって、留学までの三年間に、約三千枚の写真を撮った。

電気的の条件をいろいろに変え、気体の種類を変えて、火花をとばせて見ると千差万別の形になる。空気中の一番普通の火花でも、少し長くなると、妙に角立った屈曲をする。変圧器による交流高圧を用いた実験は、それまでにもたくさんなされていた。その火花は、うねうねと紐をくねらせたような形になる。ところが感応起電機による直流高圧で、急激な放電をさせると、火花は箸を何カ所かで折ったような形に、角立って屈曲する。その写真を、前方からと、上からと、同時に撮って屈曲の角度を空間的に求めた。その角度の分布曲線をつくってみると、三つの極大が出て来た。これが先生一流の「空気の割れ目」