Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第八巻 (『ケプロン・くろだのこうそう』について) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.890 Zeichen · 178 Bildschirme
その娘の結婚披露なのであるから、まことに速いものである。
小宮(豊隆)さんも、たいへんな上機嫌で、壁際の椅子に腰を下しながら、安倍さんの挨拶に、一々半畳を入れられる。
アメリカの連中も少しきていたので、誰か一人、英語の挨拶も入れようということになって、坪井(忠二)君に頼んだら、二ツ返事で承知してくれた。英語の演説が得意なので、こういう場合には、甚だ便利である。もっとも得意になるだけの資格はあるのだ。後で娘たちの評では、たいしたものだということであった。そして、パパなんか駄目じゃないの、と不必要なリマークまでする始末であった。
坪井君の英語演説に対抗したわけではないが、サイデンシュテッカーが、日本語で挨拶した。全く突然の指名で、大分面喰らったらしいが、そこは『細雪』の飜訳者だけのことはあって、ちゃんと日本語で挨拶をしたから、えらいものである。最後に、まことに芽出度い結婚であるが、私のような良い独身者がいるのに、何の挨拶もしないで、さっさと結婚したことだけは、不満だとつけ加えた。そしたら、小宮さんだったか、「嘘をいってるよ、ちゃんと横に細君がいるじゃないか」