Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

べっぷおんせん

別府温泉

高浜 虚子

Lesen Sie 別府温泉 (べっぷおんせん) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.339 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

「別府も八年前とは大変変りました」と誇り顔にいった。紅丸の甲板から別府市外を概観した時は格別変ったようにも思わなかった。桟橋から亀の井旅館に来る途上の光景も格別変ったようにも思わなかった。が、ただ私の通された所は洋館のホールであるだけが変っていた。

「何時建て増しをしたのです」と聞いたら、

「一昨年一月でした」と答えた。

その夕方五時から日名子太郎氏や市の温泉係の中島辰男氏に案内せられて地獄廻りに出掛けた。

先ず海岸通りを北に自動車を駆った。道幅がこの前通った時より広いように覚えた。

「この道は新らしく作ったのですか、大変広いようですが」と聞いて見たら、

「大正十年に作った八間幅の道路です」と答えた。それから又、

「この上の方の鉄輪温泉から鶴見の方へ出る三間幅の道路も新らしく出来ました。各地獄や温泉を連絡する新道路が出来たのであります、皆自動車で通れます」とのことであった。

この前、日名子氏に案内されて地獄廻りをした時は、人力車でなければ通れなかった。所によると徒歩でなければ通れなかった。それも、朝出掛けて遂に鉄輪温泉に一泊して、二日がかりであったことを思うと、夕方の五時頃から涼みがてらに自動車に乗って出掛けるなんか、随分変化したものと思った。