Japanische Klassiker mit Furigana
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あやうし せんすいかんのひみつ
危し‼ 潜水艦の秘密
山本 周五郎
Lesen Sie 危し‼ 潜水艦の秘密 (あやうし せんすいかんのひみつ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.819 Zeichen · 18 Bildschirme
メリケン壮太
「つまりこのハンドルを引くと、このクランクを伝わって、中心原動桿に力が起されるのです。……」
博士の指がハンドルを引くと共に、一種微妙な音をたてながら、複雑極まる機関がしずかに動きはじめた。見ていた山川少将、横田大佐は驚嘆のあまり思わず叫んだ。
「素晴しいものだ!」
「国宝的な発明だ!」
その時、龍介君はその機関の響きの外に、なにかひくい機械の廻転するような物音を耳にした。なんだか分らないが、遠くではない、すぐ近くでしていることはたしかだ、それはリリリリリと、云うかすかな音だった。――と、何をみつけたか、龍介君は突然サッと顔色を変えて叫んだ。
「お父様、実験中止ッ※(感嘆符二つ、1-8-75) 文子、電灯を消せ※(感嘆符二つ、1-8-75)」
「どうした龍介、なんだ!」
「設計図と模型を守って下さい。文子早く電灯を消すんだ。早くッ※(感嘆符二つ、1-8-75)」文子はいわれるままにスイッチを捻った。実験室は真暗闇になる、とたん、
「あれ※(感嘆符二つ、1-8-75) 兄さん※(感嘆符二つ、1-8-75)」という文子の叫声が闇のなかに、けたたましくおこった。
メリケン壮太