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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

士は士らしい駄ボラを吹いてそっくり返っていりゃいいんだ。俺ぁ士は大嫌えだ。五寸先が一寸先だろうと余計なお世話だ。

加多 アハハハ、怒ったな。それがさ、同じキンタマをぶら下げていて、その腕にその度胸、俺とお前がどう違うと言うのだ?

仙太 面白え!(と寺箱を地に下して、加多の方へ寄って来る)おい加多さん。

今井 おお、知っている!

仙太 知っているも何も四年この方忘れたことぁねえのだ。そっちじゃもう忘れていなさるだろうが、四年前の冬、下妻街道を江戸の方から水戸へ向いてお通りなすったことがあるだろう?

加多 ウム……あったかも知れぬ。

仙太 その折、小貝川の河原近くで叩き放しのお仕置きを受けた百姓が三人ありゃしませんでしたかい、その一人の舎弟で、仕置場側の街道で願書に名前をいただきてえと泥つぽこりに額をこすり付けていた男、現にお前さんのすそにすがってお情け深いことを言ってもらった……。

加多 そうそう、思い出した。たしか兵藤や甚伍左が一緒であった。その時の……?

仙太 そうでええす。その時の百姓仙太郎のなれの果てだ。その時のこともあれば、今夜の恩もある。俺ぁ御恩は腹にしみているんだ。