Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ようちゅう

妖虫

江戸川 乱歩

Lesen Sie 妖虫 (ようちゅう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 120.290 Zeichen · 239 Bildschirme

Aozora Bunko

相川操一氏は、丁度その時分、事業上のある晩餐会に出席していたのだが、電話の知らせを受けて、急いで帰宅した。そして、守と殿村夫人とから、一伍一什を聞取ると、直ちにこの事を警察に知らせて、一層の警戒を依頼することにした。

「でも、何だか心元無うございますわね。相手が魔法使みたいな恐ろしい奴ですもの。警察にお願いする外には、もう方法はないものでございましょうか」

殿村夫人は、兇賊の予告を軽蔑していた丈けに、このまざまざとした事実を見せつけられては、もうじっとしていられないという風であった。

「僕もそう思いますね。こんなずば抜けた悪党と戦うには、ただ力だけでは駄目です。相手が魔法使なら、こちらも魔法使に加勢を願う外ありません」

守も「探偵さん」らしく主張した。

「お前が加勢を頼みたい魔法使というのは、例の三笠龍介のことか」

操一氏はこの数日来、三笠龍介という私立探偵の名をうるさい程聞かされていたのだ。

「そうです。こうなったら、もうお父さんも不賛成ではないでしょう。あの人を依頼する外に手はないと思います」

「お前はその人を知っているのか」

「会ったことはありませんけれど、手柄話は色々聞いてます。